MT車を設定したフォルクスワーゲンの戦略

フォルクスワーゲンは2015年に今まで6年間設定してこなかったMT車のラインナップを
拡充すると発表しました。
新しくMT車が設定された車種は、ポロGTI、ゴルフGTI,ゴルフRの3車種に
なります。

 

MT車は、欧米ではまだまだ需要があるのですが、日本では殆ど需要が無いために
設定されることが無くなってきています。
そうは言っても、MTの需要はそれなりにあり、そこを狙っているメーカーも実際
存在します。

 

ルノー、プジョーと言ったメーカーは、日本に導入する車種についても積極的に
MTを導入していることで有名です。

 

フォルクスワーゲンは本国では国民車メーカーですので、当たり前のようにMTが
設定されているのですが、日本ではフォルクスワーゲンのDSGがあまりにも完成度
が高いため、MTの需要が少なくなっていました。

 

ゴルフは5型のGTI(2005年〜)にはMTの設定があったのですが、そのマイナー
チェンジ版の6型のGTIからはMTの設定が無くなりました。
続いて、発表された7型のGTIにも当初はDSGの設定のみだったのですが、
それが今回復活したと言うことで、MT好きにとってはたまらないのでは無いでしょうか。

 

同じように5型のゴルフR32にもMTが設定されていました。
ゴルフR32はV6 3.2リッターエンジンを搭載した4輪駆動でした。7型ではGTIと
同じ2リッター直列4気筒エンジンとなってしましましたが、4駆で280馬力という
エンジンパワーを持っています。

 

ポロGTIに関しても当初はMTのみの設定であったのですが、新型ではDSGのみと
なりました。
これらのモデルはどれも走りに振ったモデルであり、フォルクスワーゲンの目論見と
しては、やはり車好きを取り込もうと言うことだと思います。

 

MT車が好きなユーザは少ないととはいえ、そのパイは確実に存在しており、それを
本気で取りに行こうという、フォルクスワーゲンの本気度がわかりますね。